消防士の仕事について

消防士の仕事に関する事を書いています

消防のホースと筒先

 

今使われている消防ホースは、合成の繊維で筒状に織られた
もので、内面にはゴムとか合成樹脂を薄く張り付けています。

 

ご家庭で使っている水道の10倍ほどの高い圧力とかが
かかってもいいようにとか、地面を引きずったりして

 

摩擦に耐えられるようになっていて、水漏れも完全に
防いでいるのです。

 

今は改良されてポリエステルの繊維でつくられた
軽くて強いホースになっていますね。

 

一般に使われているものは、内径が65mm、長さが
20メートルで両端にホースとか筒先を接続できるように

 

結合するための金具がとりつけていますよ。
重さは1本10kgで水が充満したら76kgにもなりまして

 

筒先をもっている消防士がひきずりながら動く時に
相当な力が必要になってきますね。

 

それから特殊なホースとして、ホースが火におおわれても
焼けないように、こまかい穴をあけて水をにじみ出させる

 

ホースとか、ホースに等間隔で穴を開け
10mほどの高さに水をださせて水の膜をつくって炎の

 

近くで避難の路を作ったりする水幕ホース、
ロボッ放水車に水を送る口径75㎜で1本の長さが

 

100mのホースもありますね。

 

 


・筒先とは水を出す器具のことです。

 

ホースとつないで手でささえる部分で長さが50㎝程度の
パイプで手持ち用のハンドルがついています。

 

この先に「ノズル」と呼ばれる筒先ようの金具を
取り付けるようになっていて、これは火災の状況によって

 

交換して使います。
多くの水を散らさないで遠く方まで飛ばすための

 

スムースノズルと、少ない水で広い範囲に水を散らしたり
ごくこまかな微粒子の状態にして冷却する噴霧ノズルが
あります。

 

今使われている特殊なノズルは大量に水をだす口径が
50㎜で1分間に5000?のもの水を
出すのもあるんですよ。

 

マンションなどに使うのは、水で損害を少なくする
ために作られた少ない量の水を霧のように細かくして

 

出す噴霧放水銃の他に、油の火事に使うたんぱく質
基にする水溶液や石けん液と空気をノズルの根元で

 

同時に吸引し、泡状にして水を出すエアフォムノズルが
あります。